この「苦み」が癖に、健康に。 2度搾り果汁のシークヮーサー製品発表


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新商品「オキナワシークヮーサービター」

 【本部】農業生産法人もとぶウェルネスフーズは12日、本部町産シークヮーサーを使った新たな果汁製品「オキナワシークヮーサービター」を町役場で発表した。健康に良いとされる成分ノビレチンをより豊富に含む果皮を2度搾汁しノビレチンを抽出した。果皮は苦みがあってこれまで商品化できなかったが、健康面に焦点を当てることで苦みを売りに変えた。

 同社の既存製品「オキナワシークヮーサー100%」は1回搾りで飲みやすさが特徴だが、「ビター」は搾った果実を再び加圧して搾る。100ミリリットル中に60ミリグラムのノビレチンを含むという。同社は年間6万本の販売計画を立てている。

 長濱徳勝社長は「体にいいことを連想してもらうよう『ビター』と名付けた。7月に町内で実施した試験販売でも、苦みが癖になると好評だった。酒や刺身、サラダに合わせて気軽にノビレチンを摂取してほしい」と話した。

新商品をPRするもとぶウェルネスフーズの長濱徳勝社長(右から2人目)、平良武康町長(同3人目)ら=10日、本部町役場

 「オキナワシークヮーサービター」は360ミリリットル瓶入りで1600円(税別)。町大浜のもとぶかりゆし市場で当面の間、特価で販売している。18日から那覇空港内の土産物店などでも販売する。