核燃料棒と表記されたもの見つかる 沖縄県伊良部島の橋付近 自衛隊が出動、放射線量は検知されず


この記事を書いた人 問山栄恵
伊良部島で発見された「ウランペレット(核燃料棒)」と表記された物体

 18日午後9時ごろ、沖縄県宮古島市伊良部の国仲橋付近の海岸で、通行人が「ウランペレット(核燃料棒)」と表記された物体を発見し、宮古島署へ通報した。

 同署から連絡を受けた宮古島市は沖縄県を通して19日午前2時2分に自衛隊に派遣を要請。陸上自衛隊宮古島駐屯地の隊員が同6時42分から現場で放射線量の測定を実施したが、放射線量は検知されなかった。回収された物体は宮古島署に一時保管され、現在、市と対応を協議している。

 見つかった物体は、大きさは長さ19・5センチ、直径1・3センチ。プラスチックの筒状容器の中に約1センチずつの黒い円形の物体複数とバネらしきもの入っている。

宮古島署に保管されている「ウランペレット(核燃料棒)」と表記されたラベルが付けられた筒状の物体

容器の上には筒状の金属製ものがかぶさっており、「ウランペレット(核燃料棒)」と表記されたラベルが付けられている。金属製のものはスライドさせることができる。
【琉球新報電子版】