内科の初診外来を制限 県立八重山病院、医師が不足


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県立八重山病院

 【八重山】県立八重山病院(篠﨑裕子院長)は医師不足のため、12月2日から内科の初診外来を原則、紹介状のある患者に制限する。期間は未定。同院は「まずは地域のかかりつけ医で受診してほしい」と呼び掛けている。

 八重山病院の内科では19日に医師1人が退職するほか、12月2日以降は常勤医不在となった西表西部診療所に同院内科医を週4日常勤で配置し、週末なども別の医師を派遣する。そのため19日現在で13人いる内科医は、12月2日以降、実質11人に減少する。

 2018年10月の新病院開院以降、外来患者数も増加傾向にあるとしており、地域の一次医療と二次医療の役割分担を進める観点からも内科外来の制限を決めた。救急患者は従来通り24時間受け付ける。

 篠﨑院長は「内科医の減少で医師の負担が重くなるため、理解してほしい。従来通り地域の病院とは連携し、何かあれば紹介を受ける。責任持って二次医療を担いたい」とした。