オオウナギ、エビ、テラピアが謎の大量死


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河原に打ち上げられたオオウナギとみられる魚の死がい=25日、名護市の真喜屋大川

 【名護】沖縄県名護市真喜屋と仲尾次にまたがる真喜屋大川で22日午後、100匹以上のオオウナギやテラピアなどとみられる魚が死んでいるのが確認された。エビ類数十匹も死んでいた。県が死がいや川の水などを採取し、原因を調べている。

 魚などが死んでいたのは真喜屋ダム付近の「上之橋」の下流側付近。25日も死んだオオウナギ数匹が河原に打ち上げられたり、川面に浮かんでいる様子がみられた。腐敗し、異臭を放っていた。真喜屋区の宮平正三さん(68)=農業=は「テラピアも死んでいたので、相当水が汚れていたのだろう」と話した。

 県北部保健所は22日に死がいなどを回収した。水質汚濁防止法に基づく届けのあった周辺業者には、排水状況などを確認している。同保健所の担当者は「現段階では死因について十分な判断材料はない。過去の事例でも原因はさまざまで、先入観なく調査していきたい」と話した。

 同川水系では2012年8月、14年5月、同年7月にも魚の大量死が確認されている。