宮沢和史さん、稲嶺恵一さんらが登壇 「首里城再建フォーラム」12月2日に琉球新報ホールで開催 人間国宝・中村一雄さんの演舞も


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(左から)宮沢和史氏、稲嶺恵一氏

 焼失した首里城の再建に向けた課題を県民で広く共有するとともに支援運動を盛り上げるため、琉球新報社は沖縄テレビ放送、ラジオ沖縄と共催し、専門家や関係者らを招いた緊急フォーラム「ひやみかせ首里城再建―私たちにできること」を、12月2日午後6時15分から那覇市泉崎の琉球新報ホールで開催します。

■基調講演

 田名 真之氏 だな・まさゆき 1950年生まれ。県立博物館・美術館館長。那覇市史編集室勤務の後、県立芸大教授、沖国大教授、県史編集委員会、歴代宝案編集委員会の委員を務めた。2000年沖縄協会研究奨励賞。

 与那原 恵氏 よなはら・けい 1958年東京都生まれ。「首里城への坂道 鎌倉芳太郎と近代沖縄の群像」で河合隼雄学芸賞などを受賞。韓国でも翻訳刊行される。著書に「帰る家もなく」「赤星鉄馬 消えた富豪」など多数。

■フォーラム

 稲嶺 恵一氏 いなみね・けいいち 1933年生まれ。慶応大卒。りゅうせき社長、県経営者協会長などを歴任した。98年の知事選で初当選し知事を2期務めた。現在りゅうせき参与。

 東 良和氏 ひがし・よしかず 1960年那覇市生まれ。早稲田大学卒業後、日本航空勤務を経て米コーネル大学大学院修了。90年に沖縄ツーリスト入社。2004年に代表取締役社長、14年から代表取締役会長。

 玉那覇 美佐子氏 たまなは・みさこ 1950年、那覇市首里鳥堀町生まれ。72年、家業の瑞穂酒造に入社。2010年、同社7代目社長に就任した。14年5月から18年5月まで県酒造組合会長。同年6月から首里振興会理事長を務めている。

 平田 大一氏 ひらた・だいいち 1968年、小浜島(竹富町)出身。和光大卒。演出家として現代版組踊「肝高の阿麻和利」などに携わる。県文化観光スポーツ部長、県文化振興会理事長などを歴任。

 宮沢 和史氏 みやざわ・かずふみ 1966年山梨県生まれ。ミュージシャン。89年にバンド「THE BOOM」でデビュー。「島唄」を92年に発表し大ヒット。2014年に解散後、今年4月に県内でワンマンライブを開催した。

■歌・三線、踊り

 中村 一雄氏 なかむら・いちお 1946年生まれ。県指定無形文化財のほか、国指定重要無形文化財でも2001年に「組踊」、17年に「琉球舞踊」の保持者。今年「琉球古典音楽」保持者=人間国宝に認定された。

 玉城 節子氏 たまぐすく・せつこ 舞踊家。玉城流翔節会家元。国指定重要無形文化財「琉球舞踊」保持者。玉城盛義氏に師事。古典舞踊を得意とし、創作舞踊も数多く多彩な活動を続けている。
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