沖縄と台湾でeスポーツ国際大会開催 2020年2月


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ザ・ウェーブの住吉基伸社長(左から3人目)、QABの池原あかね取締役(同4人目)、両社の関係者ら=27日、那覇市泉崎の県庁

 eスポーツ事業を展開するザ・ウェーブ(浦添市、住吉基伸社長)は琉球朝日放送(QAB、那覇市、上原直樹社長)と共催し、沖縄と台湾でeスポーツの国際大会「琉熱」を開催する。台湾大会は30日に実施し、優勝者を2020年2月29日開催予定の沖縄大会に招待する。両大会の優勝者で決勝戦を行い、沖縄と台湾のナンバーワンを決定する。両地域が連携したeスポーツの国際大会は初の試み。

 ザ・ウェーブの住吉社長は「近年、eスポーツは世界中で浸透し、日本でも国体の種目で採用されるなど広がっている」と現状を紹介。「アジアでの人気も高く、沖縄大会の開催は地理的優位性を生かせる。大会を県内でのeスポーツの市場拡大と産業としての飛躍につなげたい」と期待を込めた。

 両大会では格闘ゲームの「ストリートファイターⅤ」と「ザ・キング・オブ・ファイターズ14」、パズルゲームの「ぷよぷよeスポーツ」、5人一組で対戦するオンラインゲーム「リーグ・オブ・レジェンド」で腕を競い合う。

 優勝賞金はリーグ・オブ・レジェンドが30万円で、そのほかは10万円。2位は優勝者の半額、3位は4分の1となっている。台湾大会は台湾人のアマチュア限定で、すでに予選は終了しており、11月30日はベスト4以降の対戦がある。

 沖縄大会は国籍、プロ、アマチュアを問わない。12月以降にザ・ウェーブのホームページなどで参加者を募集する。両大会ともベスト4からはインターネットで生放送する。

 両大会では一般参加のトーナメントとは別に、台湾、日本を代表するeスポーツ選手のエキシビションマッチも実施する。