【沖縄】市内商店街の遊休不動産などを利用して街の活性化を目指す「第3回リノベーションスクール@沖縄市2019」の報告会がこのほど、沖縄市民会館中ホールで開かれた。参加者は3組に分かれ、3日間で企画や事業計画を練った。最終日は事業計画のプレゼンテーションがあり、参加者はユニークなアイデアを提案した。講師らは計画の実行性や社会的な意義について講評した。
リノベーションスクールは2017年から始まった。地域で街づくりに携わる事業者らを講師(ユニットマスター)として、企画立案から事業計画の提案まで実践的に学ぶ。最終日は公開プレゼンテーションを実施し、実現性の高い提案を事業化につなげる。
報告会では、市内の商店街の立地条件などを考慮し、地域住民の交流を促す空間づくりや新たな貸しオフィスのモデルなどが提案された。
限られた時間内のプレゼンテーションに対し、講師らによる辛口のコメントや会場からの称賛の拍手などが送られ、報告会は盛り上がりを見せた。
うるま市から参加した土田芳枝さん(54)は「島の空き家を民宿として活用しようと考えている。行政や地域間で連携した空間づくりの取り組みを参考にしたい」と話した。