社会

水たまりの中で腕立て伏せ、野球賭博… 島尻消防組合内 パワハラと賭博で17年消防庁に通報

 規程の書き換えや条例の基準を超えた昇格(いわゆる「飛び級」)などがあった島尻消防組合消防本部で2017年10月、職員から総務省消防庁に、組合内でのパワハラや賭博の横行などを問題視した通報があったことが30日までに分かった。同庁は同月中に、島尻消防に通報内容に基づいた注意喚起をした。本紙が入手した通報内容に関する資料によると、屋比久学消防長(当時、庶務課長)は「29人が賭けに参加していた」として、賭博行為があったことを認めている。

 消防庁へ通報があったのは、「水たまりの中で腕立て伏せをさせられた」などのパワハラ行為と、消防本部内外で横行していた賭博に関する内容。横行していたとされる賭博は「ボウリング賭博」と「野球賭博」。野球賭博は甲子園の勝敗を予想する賭けが行われていた。ボウリング賭博はボールを投げる前にお金を出し合い、ストライクを出した人が賭け金を総取りしていた。

 資料によると島尻消防は、消防庁からの情報に基づき、職員に聞き取り調査を実施。結果を同庁へ回答した。

 野球賭博に関しては「本人たちは賭博行為を否定している」と回答。ボウリング賭博については「29人が賭けに参加していた」ことが分かり、同月中に管理者である当時の南城市長に報告。市長から「口頭で厳重注意するように」との指示があったと資料に記されている。

 通報者は消防庁から調査結果の連絡を受けた後、「昨年(16年)の野球賭博は、消防長も含めた管理職も行っている」「賭博に関わっていた次長や総務係長が聞き取りを行っているので、事実であると言うわけがない」「南城市に言っても何も変わらないので、警察に相談することを考えている」と同庁に説明している。(嘉数陽)



関連するニュース






  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス







  • 他のサービス