外国人求人で多言語サイト、実用化へ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
オキナビGLOBALをPRするプロアライアンスの大城佑斗代表(左)とジャンボツアーズ総務経理部の宮城俊彦課長=21日、那覇市泉崎の琉球新報社

 旅行社のジャンボツアーズ(那覇市、谷村勝己社長)と、動画で求人情報を提供するプロアライアンス(那覇市、大城佑斗代表)は、外国人向けに特化した動画求人サイト「オキナビGLOBAL」の作成を進めている。日本で働きに来る外国人と受け入れ企業とのミスマッチを防ぐ。

 ジャンボツアーズは6月に、外国人労働者の生活支援などを行う登録支援機関に認定され、県内企業に就職する外国人の紹介や、就職後の生活サポートを手掛けている。

 プロアライアンスは2年前に、会社の仕事内容などを動画にまとめて伝える求人サイト「オキナビ」を立ち上げた。20年2月の実用化を目指す「オキナビGLOBAL」は、動画を多言語で見られるようにし、沖縄で就職活動する外国人を支援する。20年度は100社の掲載を目指す。

 1分間の動画の情報量は180万文字に相当するといい、大城代表は「動画にすることで会社の雰囲気や仕事内容が伝わりやすい。県内企業の人材確保に役立てたい」と話した。

 ジャンボツアーズ総務経理部の宮城俊彦課長は「現地に行くと、企業ごとに1枚の説明用紙が貼られているだけだ。動画を見ることで会社のことが理解でき、ミスマッチ防止につながる」と期待。アジアを中心に現地の送り出し機関と連携しながら、サイトの活用を呼び掛けていく考えを示した。