「高校生なりにできることは?」 首里城再建に向けて立ち上がった高校生たちの思い


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 首里城再建へ向け沖縄県那覇市の国際通りで募金活動に取り組んできた高校生らが、再建支援の音楽などを披露するチャリティーイベントを来年1月にも開催する準備を進めている。火災後の1カ月間、募金活動に取り組んだ高校生5人が1日、那覇市のジュンク堂書店那覇店で開かれたトークイベントで登壇し活動への思いを語った。進行役をむぬかちゃーの知念ウシさんが務めた。

 会員制交流サイト(SNS)で最初に募金活動への協力を呼び掛けた浦添高2年の外間愛夏さんは、首里城が焼けた光景を火災発生日の朝に見て「とても悲しく、何かやらないといけないと思った」と話す。今後に向け「高校生で協力し再建の寄付につなげるチャリティーイベントも考えている」と報告した。

 外間さんの呼び掛けに応じ募金活動に参加した首里東高2年の与那嶺翔さんは「高校生なりにできることはないかと考えた。賛同するメンバーが70人ほどに増え、活動が意義のあるものになっていると実感している」と再建支援の輪の拡大に手応えを語った。