田中華絵、堂々の走り女子V2 自分の走り貫く NAHAマラソン


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女子トップでゴールする田中華絵=1日、那覇市の奥武山陸上競技場(又吉康秀撮影)

 第35回NAHAマラソン(主催・那覇市、南部広域市町村圏事務組合など)は1日、那覇市の奥武山公園を出発し、ゴールの奥武山陸上競技場までの42・195キロで行われた。男子は県記録保持者の濱崎達規(南城市、なんじぃAC)が仲間孝大(豊見城市、経営支援センター)とのデッドヒートに競り勝って2時間22分48秒でゴールし、2年ぶり2度目の栄冠をつかんだ。女子は田中華絵(東京、資生堂)が2時間42分40秒で2連覇を達成した。

 アップダウンが激しく強風が吹く状況の中でも、田中華絵は1キロ3分52秒のペースをきっちり守り、自分の走りを貫いた。後半には伸び悩んだものの、2位に16分近く差を付ける、2時間42分40秒で堂々と2連覇を達成した。

 来年1月の大阪国際女子マラソンへの出場が決まっており、その前哨戦となるレース。風の強い前半は「思ったより足を使った」というが、焦らず落ち着いた走りを見せる。

 最後の2、3キロはもう1段階ギアを上げることができた。「実業団選手が出る大会の中でもアップダウンも激しく過酷なコース。次につながるレースになった」と収穫を得た様子だった。

 自己ベストは2時間26分19秒。大阪国際女子マラソンへ向け「ベストに近い記録を出せたら良い」と大舞台での力走を誓った。
 (喜屋武研伍)


<上位入賞者成績>

【男子】
(1)濱崎達規(南城市)  2時間22分48秒
(2)仲間孝大(豊見城市) 2時間24分09秒
(3)近並郷(茨城県)   2時間28分43秒
(4)渡久地政海(本部町) 2時間32分58秒
(5)堀井勇希(那覇市)  2時間34分02秒
(6)宮城武斗(東村)   2時間34分51秒
(7)河田健斗(東京都)  2時間35分15秒
(8)大山翼(南城市)   2時間37分49秒
(9)与那嶺恭兵(浦添市) 2時間38分58秒
(10)早坂光司(宮城県)   2時間39分07秒

【女子】
(1)田中華絵(東京都)   2時間42分40秒
(2)安里真梨子(豊見城市) 2時間58分32秒
(3)世古理恵(三重県)   3時間02分54秒
(4)足立結香(福岡県)   3時間09分37秒
(5)池原綾乃(浦添市)   3時間10分41秒
(6)宇都宮すみ(愛媛県)  3時間12分09秒
(7)木村世奈(茨城県)   3時間14分41秒
(8)香西美紀子(中城村)  3時間15分20秒
(9)坂本直美(福岡県)   3時間15分32秒
(10)宮島亜希子(千葉県)   3時間16分00秒