世界遺産でフラ満喫! カラフル衣装で304人参加 健康づくり、ギネスへ挑戦も


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 【北中城】健康長寿をテーマにしたフライベント「がんじゅーフラ」(北中城村主催)が1日、世界遺産の中城城跡で開かれた。同時にフラを踊るギネス世界記録へのプレチャレンジも兼ねており、県内各地から304人のフラ愛好家が駆け付け、カラフルな衣装で華やかに舞った。

 イベントは、本島中部を中心に活動するハワイアンフラの団体「カイルア・フラ・スタジオ」のインストラクターらが北中城村に呼び掛けたのがきっかけ。女性の長寿日本一を誇る同村で新たな健康イベントとしての定着を図る。2年後の2021年には、宮古島で15年にギネス記録に認定された1509人の更新に挑む。

 天候に恵まれた1日、インストラクターの指導を受け、304人が音楽に合わせ一斉にフラを披露。どの参加者も楽しんでいる様子が見られ、世界遺産の地に笑顔の花が咲いた。

 ダンス後は参加者らが拍手喝采でイベント成功を喜んだ。中には感激の涙を見せる参加者の姿も。おそろいの緑色のパウスカートで踊った中城村の比嘉綺星さん(8)と星妃ちゃん(4)姉妹は「風も気持ちよくて、広い場所で踊れてうれしかった」と満面の笑み。家族4人で参加した玉那覇有之さん(39)=沖縄市=は「天気も良くて最高だった。フラの楽しさをもっとたくさんの人と共有していきたい」と語った。

健康フライベント「がんじゅーフラ」で楽しそうにフラを踊る参加者たち=1日、中城城跡