鮮やかな朱色の首里城ありありと 沖縄パナ4K動画、新報1階で公開 城マニアの社長「下から見上げた漆がきれい」


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焼失前の首里城の様子を収めた映像を紹介する沖縄パナソニック特機の木村隆夫社長=11日午後、那覇市泉崎の琉球新報社

 沖縄県那覇市泉崎の琉球新報本社ビルの1階にある大型マルチディスプレイで11日、焼失前の首里城の様子を収めた映像の公開が始まった。31日まで公開予定。映像は業務用機器などを取り扱う沖縄パナソニック特機が火災の20日前に撮影したもので、いきいきとした鮮やかな朱色の首里城を映し出している。

 首里城の映像は2分ほど。あでやかな正殿のアップや龍柱、正殿の後面から見下ろした様子などが収められている。沖縄パナソニック特機が10月11日早朝、展示会用のPR動画として4Kで撮影した。ただ、火災を受けてPR動画には盛り込まなかった。再建に向けた機運が高まる中、多くの人々に見てもらおうと琉球新報社に映像を提供。映像は繰り返し再生されるが1時間15分ごとに琉球新報ニュースが15分流れる。

 沖縄パナソニック特機の木村隆夫社長は城マニアで、首里城を15回訪問。「正殿を下から見上げた様子が漆もきれいに見える」と見どころを紹介した。