琉装とチマ・チョゴリで友好発信 沖縄の国際通りでイベント 日韓関係悪化で観光業界


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沖縄と韓国の伝統的衣装をまとった女性スタッフと記念撮影する外国人の男性=15日午後、那覇市の国際通り

 沖縄と韓国の友好を発信しようというイベントが15日、沖縄県那覇市の国際通りであった。沖縄の伝統衣装の琉装と韓国のチマ・チョゴリを着た女性スタッフと写真が撮れたり、韓国のトッポギを食べたりできるコーナーがあり、多くの市民や観光客が足を運んだ。

 企画したのは沖縄を拠点とする旅行会社やホテルなど。事務局を務めるノボテル沖縄那覇の坂本公敏総支配人によると、日韓関係の悪化に伴い、韓国からの観光客は前年比で9割近く減っているといい「イベントの様子を会員制交流サイト(SNS)などで発信してもらい、民間レベルの関係の良さをアピールして観光客誘致につなげたい」と企画の意図を説明する。

 長女が大の韓国好きという主婦鳥巣歌子さん(49)=那覇市=は「韓国に行きにくくなっているのは残念。このような民間のイベントを通して関係が良くなればうれしい」と話した。