【東京】宮腰光寛前沖縄担当相を座長とする、自民党の首里城再建に関する委員会の初会合が13日、党本部で開かれた。冒頭を除いて非公開で行われた会議で謝花喜一郎副知事は、全国で台風被害などが相次ぐ中、首里城再建に取り組む政府に対し、謝意とともに「心苦しさもある」と心情を述べた。火災原因は特定されていないが、今年2月に国から県へ管理が移管されてから間もない中での出来事に「管理者として、今回の焼失について大変申し訳ない」とおわびした。
委員会の冒頭であいさつした岸田文雄政調会長は(1)政府、県から今回の出火原因について報告を受ける(2)再発防止策を検討、確認する(3)県民の声をしっかり受け止めながらも、国営公園として政府が責任を持って計画を検討する―の3点を委員会に対し要望した。
会議には沖縄から、島袋大自民党県連幹事長、石嶺伝一郎県経済団体会議議長らも出席した。