プリンスホテル、沖縄に進出 コンベンションセンター近くの宿泊施設跡が候補 


この記事を書いた人 アバター画像 米倉 外昭

 国内外でホテルなどを展開するプリンスホテル(東京都、小山正彦社長)が、沖縄県宜野湾市への進出を検討していることが16日、複数の関係者への取材で分かった。市真志喜の宿泊施設、カルチャーリゾートフェストーネ跡地が候補となっている。

 関係者によると、プリンスホテルブランドの中でも比較的低価格で、若い世代をターゲットとした宿泊特化型ホテルの運営を視野に入れている。

 プリンスホテルは宜野湾のほか、県内の複数の場所で進出の可能性を検討しているという。プリンスホテルの担当者は琉球新報の取材に「場所やホテルの形態も含めて具体的に決まっていない。沖縄に進出したい気持ちはあるので、段階を踏んで発表する」と話した。

 プリンスホテルは国内外にホテル74施設やゴルフ場31施設などを展開する。2004年に宜野湾市、08年に北谷町への進出を発表したが、断念した経緯がある。小山社長は13日に来県し、県内の観光関係者を集めた事業説明会で「良い土地とチャンスがあれば進出したい」と沖縄での事業展開に意欲を示していた。