辺野古埋め立て土砂の搬入作業続く 琉球セメント桟橋と塩川地区 市民、陸上や海上から抗議


この記事を書いた人 問山栄恵
「辺野古新基地建設反対」などと書かれた旗を持ち抗議する市民=17日午前、名護市安和の琉球セメント桟橋前

  【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で17日午前、沖縄防衛局は同市安和の琉球セメント桟橋と本部町の本部港塩川地区で土砂の搬入作業を続けた。

  桟橋では、午前7時15分ごろから作業が始まった。市民ら約25人が「戦争につながる基地はいらない」「違法工事はやめろ」と抗議の声を上げた。正午までに、大型車325台分の土砂が運搬船に積み込まれた。海上では、運搬船の出航に対してカヌー10艇とボムボート1隻が抗議した。

  一方、塩川地区では午前7時すぎから作業が始まり、土砂を積んだ大型車が断続的に敷地内に入った。正午までに大型車230台分の土砂が台船に積み込まれた。【琉球新報電子版】