保育園児が首里城再建への思い込め劇を熱演


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
生活発表会で琉球文化についての劇を演じる子どもたち=21日、那覇市のおおな愛児保育園

 那覇市首里大名町のおおな愛児保育園(上原直園長)の生活発表会が21日、同園で開かれた。首里城の再建を願い、染め物やシーサーなど沖縄の文化にちなんだ劇などが披露された。

 同園の子どもたちは本年度「琉球」をテーマに沖縄の伝統文化を学び、首里城を何度か訪れていた。10月31日の首里城焼失にショックを受けている子がいたほか、園全体が悲しく重苦しい雰囲気に包まれた。だが、子どもたちから「また造り直したらいいよ」「きっと頑張れば首里城が復活するよ」との声が上がり、発表会に向けて練習を積んできた。

 発表会で子どもたちは劇や獅子舞、エイサーを一生懸命演じた。子どもたちが作ったアクセサリーや飾り物のバザーもあり、売上金は首里城再建に向けた募金として寄付する。