地域

さよならアーケード 商店街のシンボル、来年7月にも撤去開始 沖縄市の銀天街

来年度撤去される予定のアーケード=21日、沖縄市照屋の銀天街

 【沖縄】沖縄市照屋の商店街「銀天街」のアーケードが2020年度内に撤去される予定だ。市銀天街商店街振興組合の所有だが、14年に解散を届け出た同組合に代わり、市が撤去する見込みだ。約40年にわたり商店街の繁栄を支えたシンボルだが、老朽化で落下物による事故が懸念されていた。常連客から寂しがる声がある一方で、商店街の再起を期待する声もある。

 アーケードは1978年に設置。商店街は市民の台所として栄えたが90年代頃をピークに、大型商業施設などの影響で客足は遠のいた。組合は売り上げや組合員数の減少などから解散を決め、アーケードの管理は宙に浮いたままになっていた。市が事故防止のため屋根材などの落下防止ネットを設置している。早ければ来年7月にも撤去工事を開始する予定だ。

 常連客の女性(86)は「にぎわっていた当時を思うと寂しい」と話す。天ぷらなどの総菜を扱う「丸島商店」の宜保早美さん(71)は「後継者不足が課題だ。撤去を機に店舗が増え、若い人が定着してくれるとうれしい」と期待した。

 アーケード撤去後の街づくりや商店街の再興に向けた意見交換会が11月から開かれ、店主や地権者、近隣住民などが意見を交わしている。市の担当者は「住民の意向を確認した上で人材育成などにも力を入れたい」と話した。



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