芸能・文化

「糸蒲の縁」未来遺産に 日本ユネスコが登録 中城の組踊、10年ぶり沖縄で2件目

晴れ舞台で「糸蒲の縁」を堂々と演じる子どもたち=2018年9月16日、国立劇場おきなわ(南上原組踊保存会提供)

 【中城】100年後の子どもたちへ地域の文化などを伝えていくことを目的に、日本ユネスコ協会連盟は11日、第11回プロジェクト未来遺産2019として、中城村の南上原組踊保存会による創作組踊「糸蒲(いとかま)の縁」を未来遺産に登録した。ホームページで24日に正式発表する。

 県内の未来遺産登録は、2009年の第1回で登録された現代版組踊「肝高の阿麻和利」と「キムタカのマチづくり」(あまわり浪漫の会)に続き2例目で、10年ぶりとなった。

 「糸蒲の縁」は新しい行政区の南上原で、住民の絆を深める文化活動をつくろうと12年に取り組みが始まった。糸蒲寺と呼ばれる寺院が田芋栽培の発祥とされる故事を基に、脚本が執筆された。人間国宝の宮城能鳳さんが監修を務める。

 初演は大人が中心だったが15年に子ども塾と保存会が設立され、現在は子どもを中心に村内外で公演が行われている。新しい芸能を創作して高い芸術性が表現され、地域の連帯を促進していることが評価された。

 保存会の仲座包子(かねこ)会長(79)は、未来遺産登録に「とても光栄でうれしい。100年後の子どもたちにも伝えていけたらいい」と受け止めた。浜田京介村長は「素晴らしい。今後も続けてほしい。村も支援していきたい」と話した。



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