組踊の普及発展決意 保持者追加認定 12人に認定書


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重要無形文化財「組踊」追加認定で開かれた認定書伝達交付式=24日、県庁

 国の重要無形文化財「組踊」の保持者(総合認定)として10月25日に追加認定された12人に対する認定書伝達交付式が24日、県庁で開かれた。平敷昭人教育長から認定書が手渡された。

 新保持者を代表してあいさつした歌三線の上間克美さん(72)=那覇市=は「先輩保持者から伝えられた技を後輩へと伝承していく責務を負った。さらなる組踊の普及発展へ頑張っていく」と決意を語った。

 新たに追加されたのは舞踊(立方)2人、歌三線6人、箏4人で2015年の認定から4年ぶり。立方の大湾三瑠(本名・大湾満)さん(49)=浦添市=は「認定された年に首里城が焼失してしまい本当に残念だが、芸能分野で首里城復興への責任を果たしていきたい」と語った。