「作家の個性前面に」 沖縄出身者の現代アート一堂に 国内外で活躍する4氏作品展示 沖縄県立美術館


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企画展「作家と現在」に出品している現代作家の石川竜一氏(左から2人目)、ミヤギフトシ氏(同3人目)、根間智子氏(同4人目)、伊波リンダ氏(右端)と亀海史明学芸員(左端)=23日、那覇市おもろまちの県立博物館・美術館

 国内外で活躍し、今後の飛躍も期待されている沖縄県出身作家4氏の作品を一堂に集めて紹介する企画展「作家と現在」が24日始まった。写真や映像などを通して表現する現代作家の作品を集めて紹介するのは県立博物館・美術館で初の試み。2020年2月2日まで。

 出品しているのは沖縄の人々の日常を捉える伊波リンダ氏、イメージを重ねた表現を探求する根間智子氏、木村伊兵衛写真賞を受賞した石川竜一氏、ジャンルを超えて活動するミヤギフトシ氏の4氏。23日夕、美術関係者らを集めて行われた内覧会では作品に込めた思いと展示意図などについて説明した。

 田名真之館長は「作家の個性が前面に出たユニークな企画展」と強調。担当した同館の亀海史明学芸員は「作家の現在を感じることができる。多くの人に見に来てほしい」とアピールした。入場料は一般1200円、高校・大学生800円、小中学生300円。問い合わせは同美術館(電話)098(941)8200。