職員の給与が一番高い市町村は? 国水準は下回る


社会
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 県市町村課は24日、国家公務員の給与を100として地方公務員(一般行政職)の給与水準を表す「ラスパイレス指数」について今年4月1日時点の県内状況を公表した。県内市町村の平均は前年比0・1ポイント減の95・9となった。1990年以降、100を下回っている。

 県内市町村で見ると、最も高かったのは南風原町で99・7。次いで読谷村の99・1、中城村の99・0が続く。最も低かったのは多良間村で81・9で、次いで与那国町の84・5、粟国村の87・0だった。100以上の市町村はなかった。95以上100未満は前年と同じ25、90以上95未満は前年から2自治体増の9、85以上90未満は1自治体減の5だった。85未満は2自治体だった。

 県内の市平均は前年比0・2ポイント減で96・2、町村平均は前年比0・1ポイント増で95・2だった。全国平均と比較すると、県内の市については2・7ポイント、町村は1・1ポイントと、いずれも全国平均を下回り、低い水準となっている。

 最近5年間のラスパイレス指数の推移はほぼ横ばい。県市町村課によると、県内市町村平均は、89年に100・4だったが、90年以降は100を下回る水準が続いている。