上位10社をさらに詳しく 沖縄県内企業利益ランキング


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
沖縄セルラー電話

 東京商工リサーチ沖縄支店の法人企業利益ランキングで、上位10社の利益総額は551億4234万円で全体の34・2%を占めた。占有率は前年度比2・5ポイント減少した。

 1位の沖縄セルラー電話は端末販売収入、通信料収入が増加し前年度比5・9%増の96億2300万円と過去最高益を更新した。

 14年度から4年連続でトップだったサンエーは、人件費の上昇や出店費用計上などで同9・1%減の94億5800万円で2位だった。

 3位は沖縄銀行で融資の増加に伴う貸出金利息収入増などで同9・8%増の68億2400万円だった。

 4位の日本トランスオーシャン航空は新機種導入による減価償却費増やシステム更新による経費増加で2・5%の減益となった。5位の沖縄徳洲会は県内外二つの病院を吸収したことなどから同49・7%増だった。6位の琉球銀行は一般貸倒引当金の算定方法精緻化により与信費用が増加し同31・3%減益だった。7位の沖縄土地住宅はオリオンビール株の売却益が大きく同94・5%増益だった。

 8位の沖縄電力は燃料費の増加などで40・6%の減益だった。9位の国場組は関係会社から不動産部門を吸収した特別益によって増益だった。10位の那覇空港ビルディングは施設増築による減価償却費増加などで4・5%の減益となった。