首里城映像投影 3月上旬めどに 知事、集客図る


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 玉城デニー知事は7日、首里城復興の一環として、3月上旬をめどにプロジェクションマッピング(映像投影)を開始し、視覚的に首里城を復活させ、集客を図る考えを明らかにした。那覇市の首里城公園で同日、首里振興会や古都首里のまちづくり期成会など5団体から復興実現に向けた要請を受けた際に報告した。

 要請書を手渡したのは、首里振興会(玉那覇美佐子理事長)、古都首里のまちづくり期成会(玉那覇有紀会長)、首里自治会長連絡協議会(宮良吉雄会長)、NPO法人首里まちづくり研究会(伊良波朝義理事長)、御茶屋御殿復元期成会(田中千恵子会長代行)の5団体。要請書で専門家らによる「事故調査委員会」などを結成し出火原因の究明および防火設備・体制を検証して全国の世界遺産・国宝等の防火防災体制の見直し検討の糧とする―ことなどをを求めた。玉城知事は「国や県、那覇市といった関係機関と連携し、対策に取り組みたい」と話した。