経済産業省はこのほど、製造業などの優秀な人材をたたえる第8回ものづくり日本大賞の受賞者を発表し、県内からミヤギパッケージ(豊見城市)の製品開発が優秀賞に選出された。同社のパッケージ技術を活用したオリジナル商品「オリガミ・サムライ」の開発に携わった森武司氏ら5人が受賞し、国内外の市場に展開したことなどが評価された。
オリガミ・サムライは甲冑(かっちゅう)をモチーフにしたペーパークラフトで、同社が培った紙の加工技術を生かし付加価値の高い商品を生み出した。最小5パーツで設計した商品で、子どもから高齢者まで幅広い世代が組み立てられる。欧州の見本市や企画展に出展するなど、海外でも注目を集めている。
第8回ものづくり日本大賞には全国から308件の応募があり、内閣総理大臣賞や経済産業大臣賞などを選出した。優秀賞には18件106人が選ばれた。