ランナーの思い歌に 石垣市・安里隆さん 〈聖火をつなぐ 2020東京五輪〉①


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 2020東京五輪の国内聖火リレーが3月26日、福島県を出発し、47都道府県を巡る。沖縄県内では5月2、3の両日、14市町村を170人が駆け抜ける。平和、夢、感謝―。それぞれの思いを胸に、五輪を象徴する炎を東京へとつなぐ。4年に1度の世界的なスポーツ祭典で大役を務める県内ランナーに、トーチを握る決意を聞く。

◆ランナーの思い歌に 安里隆さん(石垣市)

安里 隆さん

 写真店を経営する作曲家の安里隆さん(76)=石垣市=は公募で聖火ランナーに選ばれた。30代から作曲に取り組み、40歳からバドミントン、50歳からは油絵を始めた。「何事にも挑戦するという姿勢で生きてきた。聖火ランナーでも前向きな姿勢をみんなに見せたい」と意気込む。

 これまで1600曲ほどの作曲を手掛け、2020年中には2020曲の達成を目標にする。「聖火ランナーを走った後には、ランナーしか分からない気持ちを乗せた歌を作詞作曲したいね」。作曲家としても、聖火を持つ日が待ちきれない様子だ。