中国湖北省武漢市で新型コロナウイルスの感染による肺炎が発生していることを受け、県地域保健課は23日、こまめな手洗いやマスク着用などインフルエンザと同様の感染予防策を引き続き徹底するよう注意を呼び掛ける案内を発表した。武漢への渡航後に発熱などの症状が出た人に渡航歴を事前に申告することを求めたほか、県民には武漢への渡航中止を呼び掛けた。
同課によると、中国政府は新型ウイルス肺炎で17人が死亡し、中国国内で570人を超える患者が確認されたと発表。タイや韓国、台湾、米国でも患者が報告され、いずれも武漢での滞在歴があったという。
同課の担当者は「対象者を特定の医療機関に誘導することなども含めて検討する必要が出てくるだろう」と話した。