具志堅政希さんはカーエーをメインで狙っているカーエー釣り師だが、カーエーのオフシーズンにはチンシラーを狙って実績を上げている。ここ7年くらいは毎年、50センチ以上のチンシラーを釣り上げ、一昨年は57・6センチを釣り上げた。
1月14日もこれまでのデータから大型チンシラーの釣れる潮回りと予測し、午後7時ごろからオキアミを餌にウキ釣りを開始した。20分ほどでモゾモゾとウキにアタリが出た。少し待ってからアワセると、2号竿(ざお)が大きく曲がった。最初からチンシラー狙いだったので、道糸もハリスも4号にしており、ある程度は強引にやりとりができたが、それでも途中で3回ほど大きく引いた。しかし、魚を浮かせ、空気を吸わせると意外にあっさりとタモ網に収まった。これが“県記録”にあと少し足りない59センチ、3・41キロの特大チンシラーだった。
11日午後8時から翌12日正午にかけてM-1カップチヌ釣り大会が開催された。チヌ釣り大会としては県内最大のこの大会には、今年も153人が参加して期間中に釣れたチヌ5匹の総重量を競った。主な結果は次の通り。
1位加福大地 5匹6350グラム▽2位新里光 5匹3360グラム▽3位翁長良次 4匹2080グラム
(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)