モバイルプリンス
香川県議会は20日、18歳未満のコンピューターゲーム(スマートフォンのゲーム)の利用時間を1日1時間に制限する「ネット・ゲーム依存症対策条例」の素案をまとめました。
これは、18歳未満のスマホゲームの利用時間を、1日あたり平日60分、休日90分を上限と決めるものです。
まだ正式に決まったわけではありませんが、こうした「制限」に向けての動きが全国に広まるかもしれません。
これは使える時間が短すぎます。嫌ですね。
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一方的に制限されるのは、つらいよね。
ちなみに「子どもたちがスマホを使いすぎる」という問題とは別に、国や地方が個人の行動に制限をかけることには慎重にならなくてはいけないんじゃないかな。
今後この条例が可決されるかは分からないが、他の地域の人たちも今のうちにスマホの利用法をいろいろと考えておいた方がいいね。
そうですね。
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例えばスマホゲームの中でも、「ソーシャルゲーム」と呼ばれるゲームは依存性が高い。
ソーシャルゲームの中で強くなるためには、「課金」をするか、ゲーム内の「お題」をコツコツとクリアし、ポイントを集めないといけないね。
お金のない子どもたちは、「お題」を集めるしかない。お題は、毎日ゲームを起動させる「連続ログインボーナス」や、長時間ゲームをやり続ける「マラソンイベント」など、ゲーム会社から「ほら、今ゲームをやってください」と誘導される形になる。
つまり「テスト前だけど、徹夜してゲームをしよう。ゲームのレアガチャガチャチケットをゲットする!」というふうに、優先順位が狂いやすい。
確かにそうした仕組みになっていますね。
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今10代の君たちは、これから先、何十年もスマホやスマホゲームと付き合っていくことになる。
人生においてやらないといけない、大切なことを後回しにして、スマホゲームにダラダラと時間を使ってしまったのであれば、いずれ後悔するかもしれない。
国や学校、おうちの人がスマホルールを決めるかもしれないが、大人になるとルールを決めてくれる人はいなくなる。
改めて、自分自身でスマホとの「適切な距離」をつくれるよう、意識してみよう。
【プロフィル】
モバイルプリンス / 島袋コウ 沖縄を中心に、ライター・講師・ラジオパーソナリティーとして活動中。特定メーカーにとらわれることなく、スマートフォンやデジタルガジェットを愛用する。親しみやすいキャラクターと分かりやすい説明で、幅広い世代へと情報を伝える。