伝統のカツオ漁や藍染め 町の魅力を動画で紹介 本部高校が観光甲子園で準グランプリ


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
観光甲子園で準グランプリを獲得した本部高校の生徒ら=25日、神戸市の神戸ポートオアシス(本部高校提供)

 【本部】高校生が訪日外国人観光客に動画で地元を売り込む「全国高等学校グローバル観光コンテスト2019(観光甲子園)」国内部門決勝大会が25日、神戸市で開催された。初出場の本部高校2年生5人が準グランプリを獲得した。

 決勝は審査を勝ち抜いた9県10校の生徒たちが競い、自分たちで作った3分間の観光PR動画を披露しながら地元の魅力を紹介した。グランプリは浜松市の浜松学芸高校が受賞した。

 本部高は渡名喜舞さん、玉城汐瑛さん、古堅芽彩さん、饒波七星さん、仲田結愛さんのチームが決勝に進み「もとぶBlue」と題した作品を制作、紹介した。本部町伝統のカツオ漁や藍染めを体験しながら撮影し、海やアジサイの風景と共に動画をまとめた。英語のナレーションと中国語訳も付けた。

 リーダーの渡名喜さんは「とにかく楽しもうと決勝に挑んだ。努力が実ってうれしい」と喜んだ。指導した屋成祥子教諭は「動画制作を通して生徒自身が町の魅力を学び、発表で伝えることができた」と話した。