琉球ブルーオーシャンズ 沖縄出身選手は?


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背水の陣でプロの道へ 花城凜

守備練習に取り組む宮古島市出身の花城凜

 小学校から抱くプロへの道をあきらめきれず、トライアウトを受けた外野手の花城凜(宮古高出)。長崎の大学に進学し、野球を続けてきたが、選手募集を聞きつけ、大学を中退。背水の陣で臨んで入団を決めた。「打撃の調子が良く、そこを評価してもらえた」といい、打撃練習に精を出していた。

 1月は宮古島で自主トレに励んだ。チームの始動に「野球のことだけを考えられるので楽しい」と笑顔を浮かべる。沖縄から初のNPB参入に向け「宮古島、沖縄のファンに応えられるように頑張りたい」と力強く誓った。


直球中心、ブルペンで30球 又吉亮文

ブルペンで投げ込む浦添市出身の又吉亮文

 独立リーグの香川から移った又吉亮文はブルペンで約30球を投げ込んだ。「初日が軽めな分、充実したキャンプインになっている」と満足そう。キャンプ前には米大リーグのブルージェイズ入りした山口俊と自主トレを行い、フォームを確認してきた。昨年はけがで思い切り動けないこともあった。この日は直球を中心に入念に確認した。

 来月29日のオープニングゲームについて「県出身としてもちろん登板したい」と先発を目指す。まだチームとしては実戦がないが「フォームがぶれないように、自分の中でイメージして投げ込んでいく」と理想のフォームを想定し、試合に備える。