ラグビーの魅力を発信するイベント「ラグビーキャラバン」(主催・名護市スポーツ振興協議会、名護市)が26日、名護市の名桜大学で開催された。タグラグビーと車いすラグビーの体験会が開かれ、元車いすラグビー日本代表・三坂洋行さん、元ラグビー日本代表主将で人気ドラマ「ノーサイド・ゲーム」に出演した廣瀬俊朗さんが講師を務めた。午後には2人によるトークショーも開かれた。
約250人以上の参加者が集い、会場は終始にぎわった。車いすラグビーの体験会が北部地区で開かれるのは初めてで、三坂さん、沖縄ハリケーンズの仲里進さんが中心になって指導した。参加した子どもたちは、パラスポーツで唯一のコンタクト競技を楽しんでいた。
体験会を終え、三坂さんは「(障がい者スポーツは)道具を工夫して努力すると、素晴らしいものになる。子どもたちには新しい考えや発見を経験してほしい」と語った。体験会に参加した新城潤さん(稲田小2年)は「最初は怖かったけど、だんだん面白くなった」と充実した表情を見せた。
廣瀬さんは「パラスポーツは見るのとやるのでは全然違う。楽しかった経験を他の人に伝えてほしい」と力を込めた。