ダイキン出場へ荒川怜郁が首位、1打差で宮城柚 アマ女子ゴルフ きょう決勝ラウンド


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9番 芝目を読む荒川怜郁=27日、南城市の琉球GC(喜瀬守昭撮影)

 ゴルフの国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディストーナメント」への出場権を懸けた、アマチュア選手権大会2020が27日、南城市の琉球GC(西・東コース6558ヤード、東・南コース6369ヤード、南・西コース6279ヤード、いずれもパー72)で開幕した。初日は予選ラウンドが開催され、荒川怜郁(コザ高3年)が2バーディー、4ボギーの74で単独首位に立った。宮城柚(喜名小6年)は我慢のゴルフで1打差の2位につけた。26位タイまでの33選手が28日の決勝ラウンドに進んだ。決勝の上位4人が第33回の本戦(3月5~8日、同GC)に出場する。

低めのショットが効いた 首位の荒川

 荒川怜郁(コザ高3年)が2オーバーの74で好発進した。県内のコースでは比較的風の影響を受けないGCだが、この日は北からの強風が吹き付けた。それでも「1カ月前から練習してきた低めのショットが効いた」と風の計算に悩まされることなく、ティー、セカンドショットと安定した内容で決勝進出を決めた。

 バーディー狙いだった西コースの4番3打目、思わぬフライヤーでボールはグリーンを超えボギーに。「落ち込んでしまい引きずられた」と続く5番でもボギーをたたいた。だが、すぐに気を取り直し6番は5メートルのバーディーショットを落ち着いて沈めると、後半は1バーディー、1ボギーと我慢のゴルフで切り抜けた。

 昨年は決勝に進出してスコアを伸ばしたが、カウントバック方式で5位に繰り下がり、本戦出場は逃した。高校最後の選手権に「ジュニアでの出場は最後なので何がなんでも本戦に出場したい」と話し、終了後はこの日うまくいかなかったスライスパターの練習をしていた。悲願の本戦出場に「パットを修正すればまだスコアを伸ばせる」と頂点に狙いを定め、決戦の日を迎える。
 (上江洲真梨子)


ダイキン女子アマ第1日成績

(1)荒川怜郁    +2 74=38、36
(2)宮城柚     +3 75=37、38
(3)島袋ひの    +4 76=37、39
(3)比嘉里緒菜      76=37、39
(5)石原果楓    +6 78=39、39
(5)石原渚裟       78=38、40
(5)宮城杏        78=36、42
(8)仲村姫乃    +7 79=40、39
(8)賀数心南       79=41、38
(8)伊波莉羅       79=41、38
(8)新城莉李亜      79=39、40
(8)比嘉端姫       79=38、41
(13)大内桜    +8 80=40、40
(14)砂川翔子   +9 81=41、40
(14)伊佐美音      81=40、41
(16)呉屋杏佳  +11 83=43、40
(16)上原和       83=42、41
(16)與儀小桜      83=41、42
(19)玉城愛華  +12 84=44、40
(19)吉田萌々      84=40、44
(19)棚原帆南      84=44、40
(19)森長真理子     84=40、44
(23)比嘉ゆかり +13 85=42、43
(24)白川ひさ  +14 86=44、42
(24)塚原茉里香     86=44、42
(26)喜久山紗弥 +15 87=43、44
(26)前里奈々      87=43、44
(26)山根美桜奈     87=43、44
(26)名嘉千尋      87=45、42
(26)小潮川せり     87=43、44
(26)玉城豪華      87=44、43
(26)仲与志果林     87=44、43
(26)アルキンス安江   87=45、42