沖縄セルラー増収増益 第3四半期決算 過去最高更新


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 沖縄セルラー電話(那覇市、湯淺英雄社長)は29日、2020年3月期第3四半期(19年4~12月)の連結決算を発表した。売上高に当たる営業収益は前年同期比1・7%増の508億5800万円、経常利益は同7・7%増の113億8200万円、純利益は同8・5%増の78億9400万円で、増収増益だった。いずれも第3四半期としては過去最高を更新した。

 沖縄電力と連携して昨年11月に開始した「auでんき」のサービスは、12月末までの約1カ月で6300件の契約があった。通期予想は8千件を見込んでいたが、契約が好調なことから倍の1万6千件に上方修正した。

 格安スマートフォンサービスの子会社UQモバイル沖縄を含めたモバイルの総契約数は、同2・8%増の72万1300件、携帯電話総販売数は同1・7%減の16万9200台だった。契約者1人当たりの月額料金を示す総合ARPA(アーパ)は同3・2%増の7022円だった。

 販売数の減少は、電気通信事業法の改正により携帯端末の割引が規制されたことなどが要因。モバイルの総契約数は増えた一方、純増数は同38・3%減の1万1900件だった。

 光通信サービスの回線数は純増数が10・1%減の6200件で、累計回線数は同8・7%増の10万1500件だった。