八重山観光客、過去最高の148万人 クルーズ船寄港回数も更新


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 【八重山】県八重山事務所は29日、八重山(石垣市、竹富町、与那国町)の2019年の入域観光客数が、前年比7・4%(10万2438人)増の148万2153人だったと発表した。観光消費額推計も同3・8%(36億2千万円)増の981億9千万円で、ともに過去最高を更新した。クルーズ船寄港回数が過去最高の148回に上ったほか、空路も国内・国外ともに好調に推移した。

 国内路線は、前年比2・9%増の107万2533人。機材の大型化などにより東京や大阪、福岡などの県外直行便が同7・8%増と好調を維持した。

 海外路線は、前年比21・4%増の41万97人。クルーズ船寄港回数が同41回増加し、客数も同22・8%増の36万60人と過去最高を記録して、数字を押し上げた。

 寄港回数が17年に比べて大きく落ち込んだ18年から盛り返した一方で、10万トン超の大型船寄港は17回で、18年(18回)、17年(41回)には及ばなかった。

 空路では、香港路線が夏季に週6日から7日に増便したことで、前年比20・4%増の4万2102人だった。