新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて30日までに、中国の航空会社4社が那覇空港との間で運航している3路線について当面の運休が決まった。運航を休止するのは杭州、重慶との定期路線の週7便と、長沙―那覇を期間限定でチャーター運航する週3便。
沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)によると、中国が海外への団体旅行の禁止を決めたことに伴い、各社とも運休の判断をしたという。
杭州―那覇路線は、北京首都航空と中国東方航空がそれぞれ週2便で運航している。北京首都航空は2月1日~2月29日、中国東方航空が1月31日~3月27日を運休する。
昨年12月に就航したばかりの重慶―那覇路線は中国国際航空が週3便で運航しているが、2月7日~2月29日の運休を決めた。
長沙路線は1月21日~3月28日に九元航空が週3便でチャーター運航する予定だったが、1月25日から運休となっている。30日の記者会見でOCVBの下地芳郎会長は「航空路線の運休は個人の旅行客にも影響が出るため注視していく」と述べた。