車いすでトーチつなぐ 名護市・金城雅春さん 〈聖火をつなぐ 2020東京五輪㉒


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金城 雅春さん

 名護市の国立ハンセン病療養所沖縄愛楽園の金城雅春さん(66)は「まさか当たるとも思っていなかった」と驚いたという。「園の退所者や家族には隠れて暮らす人も多い。(回復者の自分が走ることで)励みになれば」と願い、車いすでトーチをつなぐ。

 「米国に住むいとこからもメールが来た」と喜ぶ。県外でもハンセン病回復者が聖火リレーに参加する。「(回復者が)五輪に参加できるようになったことに、少しは開けてきたと感じる」とハンセン病に対する啓発に期待を寄せた。