体力消耗も声援力に とかしきマラソン ハーフ・塚本恭子


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初出場で優勝した塚本恭子(多良間村)=渡嘉敷小中学校

 【渡嘉敷】第15回とかしきマラソン(主催・同実行委、共催・渡嘉敷村、村教育委員会、国立沖縄青少年交流の家、村商工会、村体育協会、琉球新報社)が1日、渡嘉敷小中学校を主会場に開催された。ハーフの部(21・0975キロ)女子は塚本恭子(43)=多良間村、地域おこし協力隊=が1時間44分53秒で初出場初優勝を果たした。

 「たらま島一周マラソン大会」で7連覇中の塚本恭子(43)=多良間村、地域おこし協力隊。とかしきでも優勝を目指して初出場したが、想像以上に起伏が激しく、体力を奪われて苦しんだ。それでも気合で走り抜き、ゴール直後は左足を引きずっていた。息を整えるのに時間がかかったが「よくやったと自分を褒めたい」と笑顔を見せた。

 後半、下り坂を下りきったところで左足の筋肉が硬直した。「苦しくて笑顔を向けられなかったけど、沿道の応援が背中を押してくれた」と感謝した。

 大学で駅伝部に入り、社会人になってからフルマラソンを中心に走ってきた。これまでいろいろな大会に出場してきたが「群を抜いて、とかしきがきつい」と笑った。初出場で1位獲得。「ここの厳しさを知った。今度はもっと早く走れるかな」と、早くも次の大会出場を楽しみにしている。
 (嘉数陽)