新型コロナウイルスの感染が確認された香港の男性が乗船したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から、寄港地の那覇で下船し再乗船しなかったのは乗客13人のほかに、乗組員も9人いたことが4日、分かった。那覇港管理組合によると、再乗船しなかった13人は既に県外に出ている。一方、那覇に寄港した当日、乗客2600人余りは一時下船し、多くが観光などで市街地に出掛けた可能性もあるという。
クルーズ船は1月20日に横浜港を出発。同25日に香港に到着し、感染が確認された男性が下船した後に、ベトナムや台湾などを巡り、2月1日午後1時半ごろ那覇に着岸。約9時間半後の午後11時ごろに乗客2679人を乗せて離岸した。
那覇検疫所によると、一時下船した乗客にサーモグラフィーの体温測定で異常がある人はいなかった。