社会

クルーズ船客が利用したバス運転手ら特定のため調査へ 新型肺炎対策、玉城知事が特定作業を指示

那覇港に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」=1日、那覇港

 乗客10人に新型コロナウイルスの感染が確認されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が那覇に寄港し乗客の多くが一時下船していたことを受け、玉城デニー知事は5日、乗客が利用した観光バスの運転手やガイド、タクシーの運転手を特定し、ウイルス検査を求めるよう関係部局に指示した。県関係者によると、同日に約20~30人をリストアップした。まだ全ては把握しておらず、6日以降も特定作業を進める。現時点で症状のある人の報告はないという。

 県はバス運転手らと10人の接触の有無は不明としながら、可能性が否定できないとして独自に調査することを決めた。玉城知事は報道陣の取材に「(特定できた人には)同意を得て検査していきたい」と話した。

 県は特定者に健康観察することも決めた。国は感染が疑われる人の健康状態の変化を調べる経過観察を10日間実施するとしている。今回の運転手らは感染が疑われる人には該当しないが、国の指針に基づき協力を求める。

 県地域保健課は「現時点で法的には疑い例に当たらないが、できる限りの協力や自粛をお願いすることになるだろう」と話した。

 関係者によると、県庁や保健所には業者などから問い合わせが相次いだ。現時点で乗客全てが感染を疑われているわけではないが、中には乗客の行動調査を求める意見もあったという。

 クルーズ船は1月25日に最初に感染が確認された男性が香港で下船した後、ベトナムなどを巡り、2月1日に那覇に寄港。乗客2679人の多くが観光で市街地に出掛けたとみられる。



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