予算1人当たりは51万円 教育費が最も高く12万円 2020年度の沖縄県一般会計


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 県の2020年度一般会計当初予算案の歳出総額の7514億円を県人口145万6417人(1月1日現在の推計人口)で単純に割ると、県民1人当たりで年間51万5924円のお金が使われることになる。県民1人当たりが県に納めている税金は年間で9万5646円。

 目的別に見ると、学校教育に関する「教育費」が最も高い12万210円で23・3%を占めた。児童や高齢者、障がい者らの生活を支える「民生費」が8万2547円で16・1%を占め、道路や港湾整備などのインフラ整備に充てられる「土木費」が5万6751円と続いた。

 税の徴収事務や県資産の管理などの「総務費」には5万44円で、農林水産業費は3万9726円だった。環境保全などに費やされる「衛生費」、観光や流通、産業振興などに充てられる「商工費」、治安業務を担う「警察費」はいずれも2万4764円。

 一方、事業の実施だけではなく、国などから借りてきた借金の返済に充てられる「公債費」もあり、4万4885円が計上されている。