俊足生かし攻撃加速 ⑤DFフェリペ・タヴァレス 〈新天地で羽ばたく・FC琉球の新戦力〉②


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クロスを上げるDFフェリペ・タヴァレス=5日、読谷村陸上競技場

 力強いオーバーラップから、キレのあるクロスを放つ。ブラジル人DFフェリペ・タヴァレスは右サイドバックで存在感を示している。俊足を生かして琉球の攻撃を加速させる。

 2014年にブラジルセリエCのドゥケ・デ・カシアスでプロデビュー。複数のチームを経て、沖縄の地に移った。琉球と合流して3週間弱。「沖縄に来て驚いた。みんなが手をつないでいるようで、家族みたいな関係だ」と喜んだ。

 「ブラジルのテクニカルなサッカーに対し、日本はダイナミック」と印象を語る。昨季琉球の両SBは、けがや移籍で選手が固定しなかった。本来は高めの位置を取り、積極的に攻撃参加する。「クロスなど前線のサポートをするのが持ち味」と自負している。

 「自分の力を発揮し、良い結果を出せるようにしたい」と言い切った。 (喜屋武研伍)

<プロフィル>

 フェリペ・タヴァレス 182センチ、75キロ。ブラジル出身の25歳。2014年にドゥケ・デ・カシアス(ブラジルセリエC)でプロ入りし、複数のクラブを経て、アナポリスFCから琉球に移籍した。沖縄の温暖な気候が好き。