新型肺炎の感染拡大で空への影響じわじわと 運休相次ぐ JTAチャーター中止


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 日本トランスオーシャン航空(JTA、青木紀将社長)は12日、同社が運航する那覇―ベトナム・ホーチミンのチャーター便を、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえて中止にすると発表した。チャーター便は今月21、24、25日の運航を予定していた。

 JTA広報担当者によると、那覇発、ベトナム発それぞれの便で予約人数は100人を超えていたが、新型コロナウイルスへの感染を懸念してキャンセルの申し出が複数あったという。担当者は「安心安全を最優先するため中止に至った」と話し、理解を呼び掛けた。

ピーチ、那覇―香港路線を運休 来月まで

 格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション(大阪府)は12日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、2月17日~3月28日の期間で那覇―香港路線を運休すると発表した。

 感染拡大に伴う需要減で、2~3月の予約率が同社が目標とする予約率の4割を下回ったことが、運休の原因という。同路線は1日1便を毎日運行する。

 同社は同期間で関西―香港路線の減便も行う。担当者は「予約状況を鑑みて運休を決めた。状況次第で他路線の運休もあり得る」と話した。