地元の誇り胸に挑戦 ⑮DF知念哲矢〈新天地で羽ばたく・FC琉球の新戦力〉⑤


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堅い守備で最終ラインを担う知念哲矢=5日、読谷村陸上競技場

 新戦力12人のうち、ただ一人の県出身選手。「(沖縄でサッカーするのが)不思議な感じ。課題もたくさん見つかって、毎日が刺激的」とうれしそうに話した。

 CB、SBのいずれか起用が考えられ「琉球の勝利のために貢献したい」と地元の誇りを胸に、最終ラインを支える。

 球際に強く、左足からのキックも精度が高い。モットーは「やらない後悔より、やって後悔」という行動派。何にでも挑戦し、監督や先輩にも積極的に助言を求めている。

 ホーム開幕戦(29日、タピック県総ひやごんスタジアム)はファジアーノ岡山と相まみえる。昨季琉球で14得点を挙げたFW上門知樹(うるま市出身)が所属する。上門は同い年で、県トレセンでしのぎを削った仲だ。「マッチアップできたら良い。新加入で(琉球に)来たぞとアピールしたい」と意気込んだ。

(喜屋武研伍)
 

<プロフィル>

 ちねん・てつや 178センチ、70キロ。那覇市出身の22歳。仲井真・真地SC―識名FC―石田中―長崎総合科学大付高―近畿大4年。石田中時代は主将として県中学総体で準優勝に貢献、近大では最終ラインの要として支えた。好きな沖縄料理はテビチ。