「あってはならない」 嘉手納基地周辺の自治体 部品落下で原因究明求める


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 【中部】米海軍の戦闘攻撃機FA18が訓練中に給油口を覆うパネルを紛失したことを受け、沖縄市、嘉手納町、北谷町でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協、会長・當山宏嘉手納町長)は、原因の早期究明と再発防止の徹底を強く求めた。

 當山町長は「周辺住民が最も恐れているのは米軍機事故と部品落下だ」と強調。「『大事に至らなかったから問題ない』では許されない」と述べ、米軍は事故原因を究明し公表するまで運用再開をすべきではないとの見解を示した。

 沖縄市の桑江朝千夫市長は「市民に不安を与える事故はあってはならない」と断じた。

 北谷町の野国昌春町長は十分な説明がないまま米軍が13日も訓練を実施したことに触れ「日本政府は強く抗議し、国民の命を守るという姿勢を示すべきだ」と語った。