巨人が首里城再建で300万円寄付 原監督、選手が那覇市長に届ける


この記事を書いた人 問山栄恵
那覇市へ首里城再建の支援金を城間幹子那覇市長へ贈呈する(左から)読売巨人軍の原辰徳監督、與那原大剛選手、大城卓三選手=14日、那覇市役所

 プロ野球巨人の原辰徳監督と大城卓三選手=那覇市出身、與那原大剛選手=北谷町出身=が14日、那覇市役所を訪れ、首里城再建の支援金300万円を届けた。支援金は球団と選手会のほか、宮崎県での秋季・春季キャンプでファンから託されたものを合わせた。沖縄県出身選手が中心となり募金を集めたという。

 原監督は「(首里城焼失は)ショッキングだった。10年、那覇キャンプでお世話になっている。道のりは険しいかもしれないが、みんなに愛される首里城の復元に少しでも力になりたい」と話した。

 大城選手は「首里出身で首里城は当たり前の存在だったが、なくなって初めて大きな存在だったと知った。復興の力になれればと募金活動をした。活躍して日本一になれるよう頑張りたい」と意気込んだ。

 與那原選手は「育成選手なので1軍で必要とされるようになり、活躍して県民に勇気を与えられるよう頑張りたい」と話した。

 城間幹子市長は「心から感謝する。リーグ優勝し、日本一になれるよう応援している」と述べた。

 巨人は14日に来県し、15日から25日まで那覇市の奥武山公園でキャンプを行う。同公園の沖縄セルラースタジアム那覇に募金箱を設置し、オープン戦では選手による募金呼び掛けイベントも予定している。オープン戦は16、23、24日。【琉球新報電子版】