普天間、国歌音量下がる 苦情受け米軍対応


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米軍普天間飛行場(資料写真)

 【宜野湾】宜野湾市に隣接する米軍施設の司令官らと市による非公開の定期的会合「クオータリーミーティング」が13日、普天間飛行場内であった。市によると1月下旬以降、飛行場内で早朝に流れ地域住民から苦情のあった国歌について、飛行場の基地司令官デイビッド・スティール大佐は音量を下げる対策をしていると報告した。

 沖縄防衛局から12日に説明を受けた市によると、11日夕以降、音量を下げているという。米側はこれまでも朝夕、日米の国歌を流していたと説明。緊急時用の新たなスピーカーを設置した1月28日以降、音が大きくなり、宜野湾市や中城村南上原などから「うるさい」と苦情が出ていた。

 会合で市側は、3月にある幼稚園や小中学校の卒業式などの際、米軍機が飛ばず静かにするよう要請した。飛行場での外来機飛来・夜間騒音の防止も求め、市イベントへの参加に感謝を伝えるなどした。