社会

「分断」を乗り越えようとする沖縄の若者たちの姿描く 映画「私たちが生まれた島~OKINAWA2018~」 東京皮切りに上映

 【東京】辺野古新基地建設の賛否を問う県民投票などを巡る沖縄の若者たちの行動を追ったドキュメンタリー映画「私たちが生まれた島~OKINAWA2018~」の試写会が14日、東京都のTCC試写室で開かれた。制作したのは、沖縄の基地闘争の歴史をひもとく映画「OKINAWA1965」を2017年に制作した都鳥伸也さん・拓也さん兄弟。伸也さんは「沖縄の若者が感じている『分断』を乗り越えようという気持ちを感じてもらい、県外のわれわれに何ができるのか考えてほしい」と話した。


ドキュメンタリー映画「私たちが生まれた島~OKINAWA2018~」の完成をPRする都鳥伸也さん(右)と拓也さん兄弟

 4月17~30日に東京都のアップリンク渋谷でモーニングショー上映を予定している。その後、関西、九州、沖縄でも上映を計画している。

 監督の伸也さんと撮影の拓也さんは岩手県出身の双子。前作「OKINAWA1965」の上映で全国を巡った際に「基地問題はお年寄りの問題で、生まれた時から基地がある若い世代には反対の気持ちはなくて、どちらでもいいんでしょ」と聞かれたことがきっかけで、今回の作品を企画した。

 18年1月から19年2月まで1年間カメラを回した。辺野古埋め立ての賛否を問う県民投票で署名集めを引っ張った元山仁士郎さんと仲間たちや、3児の母として読谷村議選に立候補した城間真弓さん、辺野古の基地建設を撮り続ける写真家豊里友行さん、高校生平和集会で実行委員を務めた伊江島育ちの中川友希さんらの姿を追いながら、辺野古新基地建設と県民投票実施、県知事選の様子も織り込んでいる。


ドキュメンタリー映画「私たちが生まれた島~OKINAWA2018~」で、辺野古埋め立ての賛否を問う県民投票条例制定に向けた署名活動のシーン

 1千万円を目標とした制作協力金は昨年末で770万円余となっており、伸也監督らは全国上映に向けて引き続き協力を呼び掛けている。



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