新型肺炎の相談増加 2日間で県に70件


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 新型コロナウイルスの感染者が14日に県内で初めて確認されたことを受け、県内の保健機関などへの相談件数が増えている。県地域保健課には15、16の両日で計70件の相談が寄せられた。一方、関係者によると、感染者の発覚した14日以降、県などは16日までに複数人の検査を実施したが、新型コロナウイルスの陽性患者は確認されていない。

 同課によると「熱やせきがある」として、新型コロナウイルスの感染を心配する相談や、感染したタクシー運転手の会社名を知りたいとの電話があった。

 同課への相談は13日までは1日に10件前後だったが、新聞などで感染者の可能性が報じられた14日午前から増えている。県はかかりつけ医を紹介するなどの対応をしている。各地域の保健所の相談件数についても増加しているとみられるが、16日までに取りまとめられていない。

 県地域保健課は17日以降、平日は午前8時30分~午後6時、土・日は午前9時~午後6時まで相談を受け付けている。